環境整備に走った1年を終えて

年度末ですね。

まもなく進級ということで、今年度の振り返りを。

 

教育相談からのケース会議、というのは前回書いた通り昨年度(2022年度)。なので、ちょうど1年経ったことになります。

このケース会議には、巡回特別支援相談員・学校の特別支援コーディネーター・担任・保護者が参加しますが、今年度は放デイの責任者にもケース会議に同席してもらい、5名で話し合ってきました。

学校での様子を担任が必ず資料にまとめていて、巡回相談員がケース会議の日は必ず子供の様子を直で観ていたようで会議時には色々と教えてもらうことがありました。また放デイでのモニタリング報告も上げてもらったりして、子供の特性に合わせた環境調整や合理的配慮を話し合い、実践してもらっていました。

今年度の担任はとても若い先生で、始めは大丈夫なのかなぁと思ったりしたのですがこちらが驚く程支援や合理的配慮に深い理解があり、会議で話し合った配慮を取り入れるのも早く、また担任からの提案も色々としてくださり、文を書くことが辛く代筆ばかりだった状態から自力で文を書けるように専用のひな形を作成してくれたりと、どうしたら子供が辛くなく持てる力を発揮できるか真摯に向かい合ってくれた方でした。子供にもその思いが伝わっていて、今年のままがいい、このままでいたいと話したくらい担任を慕っていました。

子供が合理的配慮を受ける必要があるということで、忙しい先生方の負担になってしまうでは、これを普通級でお願いしていいことなのかと考えてしまうこともあるのですが、そのことを面談時担任に率直に伝えた時に、

「何も気にすることはないですよ。当たり前のことですから。」

と爽やかに言葉を返してくれました。

子供はこの1年で、合理的配慮を受け学習面において劇的に成長したと思います。

この方が子供の担任で本当に良かったと心から思える先生でした。

 

この素晴らしい担任を始め、子供にこれまで携わってきた先生が残念ながら揃って今年度で異動となってしまったのですが、この1年で実践してくれた合理的配慮をそのまま次年度に引き継いで、また新たな1年に向かい合って行こうと思っています。

実際に取り入れてもらい、効果のあった合理的配慮は次の記事にでも。